今井澄子の環境デザインの概念
自然と人の心と人工物の三位一体
初めに、私が携わっております 「環境デザインとは,...」と「私の理念」を紹介させていただきます。
「環境デザインにおける私の理念」は、、
下記の5つの言葉で言い表すことができます。
・ほんもの
・じょうひんさ
・むだ
・あそびごころ
・あたたかさ
これらの5つの言葉は、私がデザインする際の基本的な考え方です。
これを一言で言えば「上質」です。
つまり、私は何事も「上品で上質な本物」が好きです。人の心の豊かさのために
「無駄も無用の用」と考えています。
さらに人の心の「温かさを感じられる遊び心も大切」とも考えています。
すなわち この「理念を一体にしてデザイン表現することが「環境デザイン」である」と位置付け
仕事をさせていただいています。
私が仕事でプロジェクトを進行する場合は、
「環境デザイン三心一意 (3者の思いや考えを一つの意志や意思に結集する)というフィロソフィ」がございます。この三心一意のフィロソフィは、太陽、地球、月などの「宇宙の関係の法則」や 「天地人の自然の法則」に準じていると考えています。
これらの「関係の法則」や 「自然の法則」による三心一意の視点を具体的に言いますと、
それは、お客様の思い(心)と、ステークホルダーの思い(心)と、環境デザイナーの発想と表現力(心)が一体となってお客様のプロジェクトを進行することで、はじめて高品位で高品質なクリエイティブ・ワークが実現するという考え方です。
つまり、私は、環境デザインというクリエイティブワークに関与する関係者が私心のない三心一意の確固な協力関係を構築することで、天の意思による他のマネではない独自の「クリエイティビティ」が可能になると考えています。
私が実践している「環境デザインのコンセプトは、距離軸・時間軸・環境軸・を三位一体で運用」し、始めてベストなデザインが可能になります。いずれか一つの軸がいい加減になれば、他の軸もいい加減にならざるを得ないのです。ゆえに、すべての関係者が私心のない三心一意の心で構成され、確固な協力関係を構築したプロジェクトとして進行することが必要と考えています。